HOME >> 海を渡るダンボール >> バナナと段ボール

バナナと段ボール

輸入果物で思い出すのはバナナでしょうか。昭和20年から30年代、バナナは高級品でしたが、今では格安の果物として人気があります。バナナはテレビ番組でバナナダイエットのことが紹介され、店頭からバナナが消えるという社会現象が起こりました。2008年のことです。その後も輸入量は増えましたが、最近ではその影響も落ち着いています。日本に輸入されるバナナはほとんどがフィリピンで、青いままのバナナが輸入されます。そして船便で各地の港に荷揚げされた後、段ボールに入ったまま、加工倉庫に入れられ、エチレンガスなどで追熟処理を行ないます。黄色くておいしいバナナをどこでも食べられるように、日本の各地に追熟処理をする施設があり、最適な場所を選んで追熟させます。
フィリピンに次いでバナナの輸入が多いのは南米エクアドルです。台湾バナナの方が有名な用に思いますが、この台湾バナナは篭に入れて輸入されていたので、荷痛みが激しく、固い段ボール箱のカートンで輸送されていた南米産バナナにおされて衰退していったのだそうです。
ところで、バナナのダンボール箱は特殊な形をしています。横には大きくて細長い穴が空いています。底板は二重になっていますよね。これは通気性をよくしてエチレンガスがまんべんなく回るようにし、着色ムラを防ぐ役目があります。現在では、鮮度を保持するために収穫後速やかに冷却することが必要で、ダンボール箱は冷却効果が悪いという問題があがっています。また海上輸送中のピッチング・ローリングによって下の方が潰れることがあるばかりか、バナナ同士が擦れ合って傷付きの原因となってしまうことがあります。そこで段ボールに代わってプラスチックコンテナを使用することも多くなっているようです。


海を渡るダンボールは情報収集にお役立てください。

ダンボールを送る方法には、トラックで陸を走る、飛行機で空を飛ぶ、船で海をわたる