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親と子どもの距離感

最近の傾向の一つとして、自分の子どもをボロ雑巾のようにけなす親というものが少なくなりました。もちろんこれは良い傾向の一つではあるのかと思いますが、私が幼い頃にはこの傾向というのは今よりも顕著にあったと感じます。ただ、これも悪意のあるけなしではありません。愛があり、子どもを理解しているからこそ出来る身内けなしというものといえるでしょう。

最近ではこの身内けなしというのはあまり見掛けません。多くの親や親族は大切に、子どもの気持ちを尊重して育てているようにも見受けられますが、これは一歩間違えれば甘やかすという事に繋がってしまい、子どもが大きくなった時の弊害として表れてしまう場合があります。もちろん、けなせというわけではありません。特に悪意や親の感情だけで子どもをけなすのは害悪でしかないでしょう。しかし、子どもの伸びた鼻を折ったりするのは時に必要な要素となってきますので、親と子どもの距離感というものが非常に重要になってきます。

子育てにおいて叱ったり褒めたりする事というのは最も難しいポイントの一つといえます。これは相手の気持ちや考えをきっちりと把握する必要がある為です。例えば子どもが公園の敷地内でダンボールを使用した秘密基地を作ったとします。それが原因で公園で遊んでいた他の子がつまずいて怪我をしてしまった場合、叱るとしたら何を叱るべきなのでしょうか。公園にダンボールで秘密基地を作ったことでしょうか? 確かに叱る点としては間違っていないのかもしれません。しかし、「あんな所に秘密基地なんて作っちゃダメじゃない!」という風に叱ってしまうと、効果の程に疑問を感じてしまいます。子どもを叱る時にはきちんと理由を説明して、今後はどうしたら良いかということまでを考えた上で叱る必要があり。その為には子どもとの距離感をしっかりと把握しておく必要があるのです。
けなすことも同様で、ひとえにけなすといっても、子どもが本当に傷ついてしまうようなけなし方では悪意のあるものと変わりません。見極めがとても難しいかもしれませんが、これは子どもを大切に宝物のように扱っていては分からない点なのではないでしょうか。

子どもに悪意のある暴言を吐くのはもっての他ですが、子どもを上手く褒めることが出来るのと同時に、子どもを上手くけなすことが出来るだけの親になるというのは、なかなかに難しいものなのかもしれません。必要なのは、子どもを監視する目ではなく、観察する目なのかもしれません。


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